派遣は必要悪か?

「派遣は必要だ」と叫ぶ!人たちに

5月1日は労働界の最大イベントメーデーの日でした。
労働界の大手、連合をはじめ、非正規労働者が個人加盟するユニオン系といわれる組合も
今年のメーデーにはひとかたならぬ思いがあると思います。
連合に組織されている正規労働者が中心の労働組合も
雇用を守れとのスローガンを上げざるを得ない状況になってきている。

昨年からの労働者の非正規労働者の首切りと
正規社員中心の今春闘賃上げは据え置き、
挙句のはて、正規社員にも首切りの波が押し寄せておる。
(マスコミ・経済界はこれを企業が生き残るためのリストラというらしいが)

何度もいいますが、小泉・竹中の市場万能・アメリカスタンダード主義により
89年から著しく労働環境が悪化してきた。
小泉・竹中の構造改革は、弱肉強食の無政府主義といっても過言ではない。
彼らの得意技は「自己責任」である。

このまやかし構造改革が勤労者の国民にとってなんら益のないことが世間に知れ渡ると
こんな話が出てくる。

竹中がTV放送の中で、
2004年から製造業にも派遣労働を認めたことについて問われ
派遣と非正規を混同している。
派遣で働きたい人もいる。
派遣で働く人はそう多くない。
彼らの常套句である。
それをそっくり真似した男がいた。

読売新聞2009年4月21日 提言日本再生
「派遣を使うのが悪いなんて、誰が言った?」
藤本篤志 グランド・デザイン社長
記事を要約すると
「派遣大手のスタッフサービス・ホールデングの取締役から経営コンサルタントや人材派遣を行う現在の会社を設立した。
派遣社員を使う企業イコール悪という風潮が広がり・・派遣という働き方に誤解がある
正社員以外派遣と思っている人が多いが非正規の大半はアルバイト・パートだ。
派遣切りが突然起こって住むところもない。お金も無いは問題のすり替えで
一般事務の派遣は時給1500円~1700円で月額30万円を超える。
製造業は低いがそれでも20万円にはなる。
派遣労働者は水から選んで派遣になっている。
正社員では働けない企業にも派遣で働ける
派遣期間が3年というのも問題だ、日本は機会平等の国である。」
さらに
「景気のいいとき正社員を大量に雇用すると景気が悪くなったとき首を切れない
それこそ大問題である。
正社員になりたくないから派遣で働いていることを理解してあげないと・・」

なんとも勝手なことをいう、これが「日本再生の提言」か?
前回も書きましたが、就労形態で雇用条件を変えることが
働くもの全員にとって著しく不利になるということです。
正規・非正規・派遣・パート・アルバイト名前は変われども
雇用条件を同一にすることです。
企業側の都合で、期間が短いから賃金が低くてはならない理由はありません。
なぜなら、生み出す利益は同じなのですから。

月30万円ある事務職、年間300万円プラス
製造業にしてみれば年間200万円プラス
残業すればもっと増える・・なんてことを書いていますが
彼のように、派遣で働きたい人がいるから必要だなんて考え方は
企業にとって都合のよい便利屋さんだからです。

労働者には生活の再生産できる条件がなければ
先の将来派遣労働者を雇用しようと思っても
派遣労働者はもとより働く人がいなくなるのです。

今の収入では結婚できない子供を育てれない
自分ひとりが精一杯の状況はもう打ち止めにしないいけません。

失業者が4.8%を超え、組合員の組織率が1.8%を割るなか
メーデーにあげたスローガンは連合も真剣に取り組まないと
ますます雇用条件の悪化と労働組合の発言力の低下を招くことは必死である。

連合は企業別組合の枠から脱皮するためには
連合の役員選挙は前組合員の直接投票を実施し
広く働く人に開かれた組織つくりと
季節にかかわらず、今こそすべての労働者を対象とした
産業別年齢別最低賃金を要求するべきである
そのためには、派遣・請負制度を禁止し
すべては直接雇用にすべきである。

人間を派遣してピンはねすることが仕事と思っているような
まして、自分で「大手・・・」というか?
私は言いたい
派遣を使うのが悪いといって何か問題ありますか?
(敬称略)
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